禁煙の手助け
「禁煙したい」と思ってすぐにやめられるのなら幸せです。なぜなら喫煙者のほとんどは「やめたい」と思っているのに関わらず、やめられていないからです。
タバコを一度やめた人の5割が1年以内に元に戻ってしまうそうです。やめられないのは、精神力や根性が足りないせいだと言われてはいますが、これだけの人が体に悪い事を理解しながらもやめられないのですから、精神力・根性だけでは片付けられない理由があります。
やめられない原因は、ニコチン依存と精神的な依存です。
ここでの精神的な依存というのは、ある意味「クセ」になってしまった状態の事です。「仕事柄、タバコがないとやってられない」という人がいる様に、「タバコが無いと生活上に支障をきたすのではないか」と体が思い込んでしまっているタイプ。これはあくまで精神的なものなので、タバコに害がある事さえ知っていれば生活環境が変わるとパッタリやめられる人もいます。又口寂しさでタバコに手が出る人は、アメやガム等の変わりになるものを常備して試してみて下さい。
しかし精神的な依存も、放っておくとニコチン依存になります。
「やめられないし、まあ仕方ないか」そんなのんびりしている場合ではありません。まず、タバコは単なる趣向ではなく正真正銘の毒物である事、タバコをやめられないのはニコチン依存による病気であるという事を、どうか早く自覚して下さい。
ニコチンの毒性は他項でも述べましたが、例えれば初期のがんを告知されて治療せず放置している状態」です。タバコを吸い続ければ当然悪化します。そして忘れてはいけないのは、喫煙者の身近にいる人はその何倍もの被害を受けているという事です。
Your TOBACCO jeopardizes the life of the dear person than own life.
「あなたのタバコは、自分の命よりも身近にいる人の命を危険にさらしている。」
ちなみに、チョコレート依存性というのもあります。含まれるカフェインへの依存を起こすもので、甘さを求めるわけではありません。チョコレート好きに食べるなと言っても難しい様に、タバコはそれ以上に難しいのです。
タバコ病というものができ、酷い状態の患者には医師が宣告する制度があれば自覚しやすいと思いますが、予想通り税収が激減するでしょうから待っても出来ないでしょう。
禁煙をしたいと思っている人は暇があれば、タバコの知識を読み返してみて下さい。表面的ではなく、タバコが与える影響は何かを頭に刷り込む事が、依存から離れる手段の一つです。
間違ってはいけない事。それは、タバコは必需品ではなく無意味であるという事です。体はタバコを必要とはしていません。病気を克服すると、体調が改善します。体が今より動くようになるという事です。肺が真っ黒になっていようと、徐々に綺麗になります。当然、吸い続ければこの反対の事が起こります。
「あなたはまだ、タバコを吸っているのですか?」
トTOBACCO KILLS