ﾀﾊﾞｺの効能
一般的にﾀﾊﾞｺを吸うと「気が楽になる」の様なｽﾄﾚｽ発散的な役割が多くありますが、「一服」という言葉が用いられている事からも見てとれます。朝起きて1本、一息ついて1本、ｲﾗｲﾗして1本、緊張をほぐす1本。
いただけないのは待ちﾀﾊﾞｺ。予定までの暇つぶし、口寂しさを紛わす為にﾀﾊﾞｺを吸う事です。身に覚えはありませんか?興味本位でﾀﾊﾞｺを吸い始めた人が、この待ちﾀﾊﾞｺから慢性的な「ﾀﾊﾞｺ中毒」へと成長してしまう場合もあります。
又、世の中にはﾀﾊﾞｺを吸う事をｶｯｺいいと考える人もいる様です。それはそれで良いと思いますが、吸う当人もﾀﾊﾞｺに害がある事は知っている様に、周りも知っているのです。少なくとも格好の為だけにﾀﾊﾞｺに手を出すのは、高いﾘｽｸを負います。
誤解が多いですが、ﾀﾊﾞｺには気持ちが良くなったり、心を落ち着かせたり、苦しみを和らげるような効果は一切ありません。ﾀﾊﾞｺを吸うと落ち着くという現象はまず起こらないのです。実際にそう感じたり美味しいと感じるのは、それこそ猛毒ﾆｺﾁﾝに依存している状態で、脳が麻痺している状態なのです。
ﾀﾊﾞｺを吸うとｲﾗｲﾗが治まる症状は、既に体がﾆｺﾁﾝ中毒になっており「体がﾆｺﾁﾝを欲してｲﾗｲﾗを生じさせている」といういわゆる中毒症状の可能性の方が高いのです。つまりﾀﾊﾞｺを吸えば吸うほど、ｲﾗｲﾗは治まるどころか徐々に増えていく事になり、ｲﾗｲﾗが治まるというのは錯覚に過ぎないのです。
このように、実際ﾀﾊﾞｺには効能はありません。それでも吸い続けてしまうのは何度も繰り返すように、ﾆｺﾁﾝ依存を起しています。ﾆｺﾁﾝは正真正銘の猛毒です。これは後に説明しますが、ﾀﾊﾞｺが少なからず気を楽にしてくれるものだと考えていた人は、それが嘘っぱちだった事に気付いて欲しいのです。そしてﾀﾊﾞｺが止められないのは、体が毒物依存をしているからだと知って下さい。
それでも吸うんだという人は私は止めませんので、ﾀﾊﾞｺが与える影響だけは知識として知っておいて下さい。後できっと役に立ちますよ。
TOBACCO KILLS