健康を考えてタバコを変える?

「健康を考えて、タールやニコチンが少ないタバコにした」という人の話を聞きますが、実はタールやニコチンが少ないタバコの方が健康被害が少ないかというと、残念ながらそうでもないのです。

タバコには有害物質が200種以上含まれている事を忘れてはいけません。タールやニコチンが少なくても、それらの有害物質は残ったままですし、一部の有害物質は、タールやニコチンが少ないタバコの方が多く入っているのです。
 一酸化炭素の量はどのタバコでも変わらず、動脈硬化や心筋梗塞等を引き起こす危険性が減る事はありません。

 タールやニコチンの極力少ないタバコが発売されていますが、決して健康被害が少なくなるというものではない為、注意が必要です。
 逆に、タールが少ないタバコに変えると物足りないと感じてしまい、以前より深く吸い込むようになる場合が多く、さらなるニコチン依存を引き起こす原因になります。

 結局、本当に健康を考えるならタバコを吸わない事、それ以外に無いのです。


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